評判の良くないWiMAX CM

まずはこれを見ていただきたいです。

満島ひかり演じるUQEENが子供たちを集めて合唱の指揮を取っていますが、なぜかこの最中に話しかけるように松田龍平演じる執事が質問を投げかけてくる。この時点で指揮をしている人間に対し話しかけるのは不適切な行為ではないかと思われる方もいらっしゃるでしょう。

 

その投げかけた内容というのがこちら。
「UQEEN様。若者への応援歌も良いですが、スマホ代を払う家族にもお得な割引をすべきです。」
その台詞に対する女王の反論が「UQ応援割は若者もその家族も20GBでお得だが?」というまるでマウントを取っているかのような言いぐさ。言い方が上から目線で不愉快に思ってしまう方もいるでしょう。

 

そしてその発言を聞いて女王は子供たちからも視線を集めるわけですが、この構図では、まるで消費者に対して企業が上から目線で指摘しているかのような印象を受けてしまいます。それをネタという被り物をし、知名度のある満島ひかりや松田龍平などの俳優を起用し好き放題言っているだけにように捉えてしまうのではないでしょうか。だからこそこの2人の出演するCMが放映されて以降、ネット上で不評の嵐が収まらないのでしょう。

 

さらに女王は続けて「知らなかったとは言わせないぞ?」という発言を繰り出します。つまり、「UQ WiMAXはとてもお得なサービスを提供しているのにも関わらず、なぜお前たちはまだ加入していないのか?」という偉そうなメッセージが伝わってしまうのです。最後に、このCMの落ちとして、本来執事である松田龍平が知っているべき事柄を知らなかったことをごまかすため、下手クソな口笛を披露するという部分でこのCMは30秒を迎えました。

 

あくまでも有名俳優二人を起用しシュールなコントを混ぜることで、消費者に対してすんなりとUQ WiMAXの魅力をアピールしたかったのでしょうが、残念ながらネット上では不評の嵐。偉そうな態度の満島ひかりが気に入らない人が多いようです。かく言う私も、満島ひかりに対してあまり良い印象を持ちませんでしたし、何より松田龍平の使い方があまり上手ではないと思ってしまいました。彼はもっと渋い役でこそ輝くはず。こんな中途半端なCMに出てはいけません。

 

続いてのCMはこちら。

「只今よりWiFi開通式をおこなう。」という女王の声高らかな場面から始まるのですが、執事の掛け声とともに周囲の演奏者全員が声を合わせて「開通!」の一声。すると、突然BGMが消えて、「とう!」と女王が声を出しシュールなポーズを取ってコンセントにホームルーターの電源を差し込みます。

 

その後、無事に執事によるWiFi開通の確認が取れると、部屋中が湧きあがり数秒のホームルーター機能紹介へ。コンセントに挿すだけで5Gの回線が使えるということが頭に入ってきますが、詳しくは検索させて説明するという趣旨の内容でした。

 

正直に言わせていただくと、まるで面白くない内容のテレビコマーシャルだと感じました。受け狙いで変なポーズを取った情報が開通の儀式をおこなうというものでしたが、ただひたすら滑っていると思われても仕方がありません。辛口のように聞こえるでしょうが、実際こういった滑っているコマーシャルの連続が、ネット上で不評の嵐の原因となっているのでしょう。

どんなCMなら良かったのか?

どうすれば?
私は決してUQ WiMAXのアンチではありませんし、ましてや満島ひかりさんや松田龍平さんのことが嫌いというわけでもありません。ただ、知名度の高い俳優を使って上から目線で消費者に対してUQの詳細を伝えさせるのが気に入らないだけです。

 

実際に、過去UQ WiMAXが製作放映してきたテレビコマーシャルの中には、個人的にも好きな作品がいくつもあります。例えば深田恭子さんが出演するUQ三姉妹のCMなんかは非常にネット上で好評だったかと思います。現在放映されているものと違い上から目線ではないので、たったそれだけで好感が持てますね。三人が出演していた時に最も気に入っていたCMはUFOのパロディでした。

 

また、ブルームクとブルーガチャの時代も好きで、ブループラネットという惑星からやってきた2匹のCMは今でも強く印象に残っています。あの頃も、三姉妹の時代と同じくクレーム声や不評の声は全く聞こえてきませんでしたね。

 

つまり、「上から目線」というただその一点だけが不評の根源であると言えるでしょう。

 

UQ WiMAXに限らず、企業はお客様に対し真摯であり、有名人を利用して偉そうに自社の宣伝をしてはいけません。例えシュールなコントにしたかったという言い訳をしようが、最終的にどんな印象を与えてしまうかをイメージできていない時点で、今回の不評の嵐は当然の結果なのではないでしょうか?

 

これに懲りて、次回からはもっと誠実で万人に受けるようなテレビコマーシャルの内容となるよう改善していただきたいものです。そして、UQから満島ひかりさんと松田龍平さんに対しては謝罪を送り、次の時代へと切り替えていくべきでしょう。


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