ホームルーターは外出時に使用できない

外出先
WiMAXと言えば外出先でこそ魅力的なサービスであり、バスの待ち時間や電車の待ち時間という日常の隙間でデータ容量をほとんど気にすることなくネット上のコンテンツを楽しむことができるのですが、それなのに、なぜかモバイルルーターサービスとは全く正反対に位置する「ホームルーター」も一定の人気を獲得してるのです。

 

「モバイルルーターなら分かるが、ホームルーターなんて固定回線の下位互換ではないか」と思われる人も多いようですが、一体なぜWiMAXでは家庭内でしか使うことのできないホームルーターを販売されているのでしょうか?

モバイルルーターとホームルーターの特徴

@モバイルルーター

モバイルルーターは基本的に全国各地で携帯電話の回線の代わりとして使えるWiFiサービスです。大手キャリアの強力な電波ほどではありませんが、対応している地域が非常に多いため、都会でなくとも田舎でも安心してインターネット接続が可能。ダウンロード速度についても平均値は38Mbpsほどということで、比較的安定したスピードが望めます。

 

WiMAXのモバイルルーターの最も特徴的な点は、3日間で15GBのダウンロードが可能だということ。15GBと言えば高画質の動画を何本ダウンロードしてもまだ枠が余るくらいの許容量であり、画質を下げることで毎日5時間ほどYoutubeを視聴していも制限オーバーになることがありません。また、地下鉄の駅にも対応しているため、電車の移動中でなければ、待ち時間に携帯電話まで電波を飛ばしてもらうこともできます。

Aホームルーター

ホームルーターは残念なことにご家庭で使うことを前提とした機器であるため、外出先に持っていくことはできません。コンセントに有線で電源を繋げる分、モバイルルーターよりも回線速度が向上し、安定性についても一定の水準を満たしていますが、実はそれほどダウンロード速度が飛躍的に上がるというわけではないようです。

 

WiMAX本来の最大のメリットが外出先でも大容量のインターネット接続が可能という部分なのにも関わらず、なぜかホームルーター端末は一定の売れ行きを示しています。それは一体なぜなのでしょうか?

ホームルーターにしかないメリットとは?

ここまでホームルーターよりもモバイルルーターの方が秀でている点にのみ注目してきましたが、最後に本題へ入りましょう。実は隠れていて見なかったホームルーター導入における最大のメリットを紹介します。

固定回線よりも圧倒的に導入がラク

衝撃
固定回線とは主にNTTフレッツ光や最近話題になっているNURO光などのことを指していますが、いずれのサービスも実は申し込みから導入までの期間が非常に長いというデメリットがあります。春先からの新生活を望む学生に、工事期間1か月もかかるようなネット回線を進めるのはナンセンスではないでしょうか。

 

何か月も前から新しいマンションの部屋が決まっている状態なら良いでしょうが、数か月間に渡って借りる賃貸をストックしておくことは基本的に不可能です。せいぜい一か月前から家主と契約の話を進めるのが当たり前。となると、いざネット回線の契約を同時期に進めていたとしても、本当に引っ越し先でネットが使えるようになるのは、実際のところゴ−ルデンウィーク前の5月ということになってしまうのです。

 

これでは、いくら固定回線の方が安定性や回線速度に優れていると言っても、少しばかりハードルが高いと思われてしまいますよね。

固定回線はプロバイダ選びが非常に面倒臭い

選択
固定回線の最大のメリットはインターネット接続速度の質にあると思いますが、実際に申し込んでみると、例え回線提供事業者が優秀であっても、その回線を割り振っているプロバイダサービスが劣っていれば全て台無しになるという事実に気が付くことでしょう。

 

例えば、フレッツ光自体は優秀なサービスだと思います。しかし、プロバイダに光ギガコラボ先の提携事業者を選んでしまうと、夜間帯の下り速度がなんとたったの1Mbpsに。このスピードではYouTubeの動画を満足に視聴することができず、それこそWiMAXの3日で15GBを超過した場合になる規制時のスピードと全く変わらないのです。それを日常的に何年も継続されるということを考えると、恐ろしくて固定回線で契約することをためらってしまうものです。

 

この現象を避けるための方法に正解はありません。プロバイダの当たりハズレによって左右される固定回線。何度もプロバイダを変更し続けて地道に試していくほかないのです。しかも地域によってどのプロバイダの方が回線が速いのかということが変わるため、ハッキリ言って非常に面倒臭いというのが私の本音です。

次の引っ越し先でも一瞬で使えるようになる

引っ越し
WiMAXのホームルーターはモバイルルーターのご家庭版です。一見すると劣化製品のように誤解されがちですが、本当は「次の引っ越し先でも工事不要でラクラクネット回線を導入できる。」という長所も隠れています。人生の中で賃貸という文字を目にする機会は何度も訪れるでしょう。その際に、毎回、違う固定回線を契約しているようではプロバイダ選び含めとても面倒臭いです。

 

しかし、もし、WiMAXのホームルーター1つ購入しておくだけで、次回の引っ越しからNTTへの契約解除の連絡や新規契約、回線工事の予約、回線工事当日の立会など、これらの手間が省けるというのであれば、ホームルーターにも十分価値があると思わないでしょうか。ホームルーターであればコンセントに挿すだけでその日からインターネットが新居で使えるようになります。

 

もちろん、モバイルルーターよりもルーター端末としての性能も高いため、案外、モバイルルーターと対をなすホームルーターも悪くないのでは?という意見も納得ができるものなのです。


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